ミライシアホールディング
調剤薬局と保育事業で社会に貢献。新規事業も進行中
薬局運営事業と保育事業を手掛ける「ミライシアホールディング」は〝ミライをシアワセに〟という理念を掲げ、地域の暮らしを支えてきた。
東北以北で30店舗運営する薬局運営事業は〝地域密着型薬局〟として、過疎化が進み経営難に陥った調剤薬局を積極的に事業承継することで地域の医療を守っている。
23年は新規事業として、メディカルモールの運営にも乗り出した。運営する「Fビレッジ メディカルスクエア」は、24年夏に北海道ボールパークFビレッジ敷地内に完成予定の「マスターズヴェラス 北海道ボールパーク」内の1・2階に開業。整形外科、内科、小児科、形成外科・皮膚科、歯科の5つのクリニックと子会社「メディカルファイブ」が運営する調剤薬局が入居する。
神山武士社長は「世代を問わず多くの方々に利用していただき、北広島や近郊地域の医療に貢献していきたい」と語る。
一方、保育事業では、札幌市内に5つの「みらいしあ保育園」を運営している。
この5施設は、企業主導型保育園として、受け入れ時間や廉価な保育料など、子育て世代の多様な働き方に応じた保育サービスも提供し、社会的課題の解決にも取り組む。同園では、リトミックや食育授業など子供の五感を育てる教育を実践。課外授業にも力を注ぐなど充実したカリキュラムで子育てを支援している。
24年は教育プログラムの拡充や調剤薬局の事業承継も控え、飛躍の1年となる。