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北海道近代設計

新オフィスにはカフェスペースを併設し、働きやすい環境を追求

3本柱を主軸に地域のインフラに貢献

「北海道近代設計」は、2017年に近代設計札幌支社を分社化して設立。総合建設コンサルタント企業「E・Jホールディングス」(本社・岡山県)のグループ企業という強みを生かし、グループ各社と連携。技術の研鑽を続ける一方、地域密着型の建設コンサルタントとして北海道の発展に貢献している。

「橋梁」「無電柱化」「発注者支援」の3部門を柱にしており、電線を地中に埋める「無電柱化」においては、道内初の設計を手掛けた。これまでに札幌市内の石山通や国道12号、36号線などの設計に携わり実績は道内トップクラスだ。

 17年に起ち上げた「発注者支援」事業も堅調。設計監理や積算など発注者を支援する業務で、効率的・着実な事業推進に寄与し、国や高速道路会社をサポート。現在では売上げの3分の1を占めている。時代のニーズを捉えた事業戦略で持続的な成長を実現している。

 また、社内改革にも取り組んでおり、DXを推進して業務プロセスの改善を図るほか、10月にはオフィスを移転するなど、働きやすい環境づくりにも注力している。

 市川竜也社長は「今後も労働環境の整備に努め、人材採用につなげていきたい。さらに事業規模を拡大させ、社会インフラ構築に貢献したい」と意気込む。

3次元CADを活用して、3Dで図面を設計