大原学園
〝大原式〟一人ひとりと向き合う教育で即戦力を育成
〝本気になったら大原〟というキャッチコピーを掲げ、全国に107校を展開する「大原学園」。道内では専門学校を札幌市に3校、函館市に1校運営している。
創設以来、高い資格合格率を誇り、数多くの卒業生を輩出してきた。公認会計士や税理士として道内で活躍している卒業生も多い。
昨年度も高い合格率と就職率を記録しており、北海道専門課程の公務員一次・筆記試験合格率は96.2%を達成。就職率では医療・福祉系100%、民間企業98.8%と実績を残した。
同学園では、教育プログラムを3段階(4期)に分けて構成している。第1段階「成功体験期」では、短期目標を設定し、達成することで〝やればできる〟という成功体験を構築。これにより学習に対するモチベーションを高め、「卒業まで学び続ける」という意欲の維持向上に結びつけている。本格的な学習を通して、高度な知識と技術の習得を目指すのが第2段階前期の「専門学習期」。また、第2段階後期「実践期」では、身に付けた知識やスキルを実践演習や校外実習、インターンシップ等を通じて発揮し実践力を養っていく。第3段階「入社準備期」では、入社後を見据えたビジネスマナーなどを学んでいく。
こうした〝大原式〟の独自カリキュラムが資格取得や就職率に直結している。無論、経験豊富な教職員が学生一人ひとりと向き合い、丁寧に指導するという同学園の伝統教育も実績を下支えしている。
学習環境の整備も推進しており、昨年からは教材をデジタル教材に一新。タブレット1台で学べる体制を整備したほか、2019年からは札幌市内3校の部分改修工事に着手。学生が学びやすい環境づくりに取り組んでいる。
また、リスキリングや学び直しが注目を集める中、社会人や大学生を対象とする「社会人講座」では現在、道内だけで年間1000人程の受講生が新たなスキル取得を目指している。オンライン学習など個々のライフスタイルに合わせた学習方法も提案しており、在職中の学びを応援している。
同学園の使命は、社会で活躍できる人材を輩出し、地域社会に貢献すること。より確かな即戦力が求められる現代社会の中で、地域経済の活性化につながる人材を育成し、社会の発展に寄与している。