北海道ジーエス・ユアササービス
点検は深夜。人知れず市民の足を支え続けるプロ集団
「北海道ジーエス・ユアササービス」は、自動車やオートバイの鉛蓄電池メーカーとして、世界に名を轟かせるGSユアサ(本社・京都市)のグループ企業。
創業は1972年。札幌市営地下鉄の開業に伴い、受変電設備の保守を担うために設立され、半世紀以上にわたって市民の足を守り続けている。
電圧測定や各種動作試験、部品交換など保守、予防保全業務の大半が終電後に行われている。高い技術を持つサービスマンがチームを編成し、変電所および駅構内の受変電設備をくまなくチェック。〝平常運行〟を支えている。
藤田真一社長は「社員は社会インフラを守っているという誇りを持って働いてくれています。感謝しかあません」と話す。
また、水道、電気、通信など多分野の施設にGSユアサの主力商品である蓄電池設備なども販売。工事や保守も手がけている。
蓄電池市場は災害・BCP対策をはじめ、ゼロカーボン社会の推進などで右肩上がり。今後も同社の役割はますます大きくなるだろう。