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西條産業

道産木材を使用した大型木造建築

道産木材の活用を推進。「緑の循環」に貢献する

「西條産業」は1950年に小樽市で木材の販売を目的に創業。現在は、建築全般を手掛けており、木材業出身の建設会社という特徴を生かし、中大規模の木造施設建築にも力を入れている。

昨年には4分野で「SDGs宣言」を策定した。中でも力を入れているのが、道産材の活用推進を通した〝環境へ配慮した取り組み〟だ。

西條公敏副社長は「当社では木材の流通から木造パネル製作、販売、施工まで行っております。北海道の森林の新陳代謝を促し〝緑の循環〟をつくることは、CO2の吸収量を高めることとなり、カーボンニュートラルにつながります。〝地材地消〟を推進することで、適切な森林管理と地域活性化の一助になればと思います」と語る。

今後は生産から消費までの過程を追跡可能にする「森林認証制度」も取得する予定だ。

一方、小樽市を拠点に活動するサッカーチーム「カナーレ小樽」の活動支援や「小樽屋台村」の運営、「小樽雪あかりの路」をはじめとする各種イベントへの協賛など、積極的な社会貢献にも取り組む。

「出来ることから一歩ずつ取り組んでいきます。そして社会的に価値の高いサービスを提供し、社員と地域に還元できるよう信用される経営で100年企業を目指します」と西條副社長。

西條公敏副社長