新工場がフル稼働。受注増で大幅増収を達成

材料の配合や調合で用いられるステンレス製のサニタリータンクの製造が主事業。顧客は国内大手の食品・飲料メーカーをはじめ、医薬品、化粧品分野など多岐にわたる。

「新工場を建設して3年、ようやくフル稼働してくれた」

22年はコロナ禍で延期となっていた更新工事が再開したほか、本州では食品工場の新築も増え、多くの受注を獲得。大幅な増収となった。

道内外から依頼が舞い込む理由は、大型タンクの製造が可能な新工場の存在が大きい。高い技術力で厳格な品質水準を設けている点も、顧客からの信頼を得られるポイントだ。

「課題は人手不足。近隣の企業も苦戦しているようです」

13年から石狩商工会議所工事部会の会長を務めているほか、22年は石狩新港機械金属工業協同組合の理事に就任。自社だけでなく、地域一体となった採用プロジェクトを進めていく。