月刊「財界さっぽろ」

元支援者と札幌の不動産でトラブル、自民党衆院議員・東国幹(6区)が抱える“不可解”な裁判

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当選確実の報に万歳三唱する東国幹氏(2021年10月31日) ©財界さっぽろ

 先の衆院選(北海道6区)で勝利を収めた東国幹氏は2年前、ある民事裁判を起こした。実質的なトラブルの相手は、かつて多額の献金をしてくれた元支援者。裁判は続いており、現在は控訴審の段階だ。

 東氏が札幌地方裁判所に、土地・建物明け渡し請求を起こしたのが2019年10月。地元と離れた札幌での裁判だった。そのため、6区の支援者の大半が、裁判の事実を知らないという。

 該当する場所は、札幌白石区に建つ1軒の住宅。今は空き家となっている。この住宅にはかつてN社が事務所を構えていた。そのN社の事実上のトップが、東氏の元支援者で、現在、東氏と争っている実質敵な相手である。

 裁判で互いの主張はことごとく異なり、東氏は「自分は被害者」と語っているが……


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