真栄病院

乗り合いバス実証で地域とのチーム医療を目指す
医師や看護師、ケアワーカー、理学療法士など各専門職が連携。リハビリに特化した3病棟や訪問の看護・リハビリで患者の社会復帰を支援する。
患者の生活支援を目的に地域の病院との連携を強化。昨年8月からは札幌美しが丘脳神経外科病院と同院が主体となり、無料の乗り合いバス「きよっちメディカルバス」の実証運用を開始した。「未来シェア」(本社・函館)のオンデマンド交通システムを使用し、予約に応じてAIが最適なルートを作成。現在清田区内の9つの病院間と区役所、まちづくりセンター間を送迎している。国土交通省の支援プロジェクトで、札幌市や清田区、北洋銀行、民間企業がパートナーだ。
小笠原俊夫院長は「清田区には総合病院や軌道系交通機関がありません。各病院がチームとなって総合医療を提供したい。医療弱者や交通弱者をなくせれば」と話す。運転手不足への対応やCO2削減にも寄与する試みだ。
「実証で課題を改善しながら利用する病院や停留所を増やしていきたい。将来的にはスーパーや福祉センターなど生活の場への送迎も目指したい」と小笠原院長。
●診療科目
内科、リハビリテーション科
●診療時間
月〜金 9:00~12:15(午後は応需体制)
●休診日
土曜・日曜・祝日・年末年始
