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北清ホールディングス

舵取り役を担う川井千香子社長

業界の常識を打破。就労環境整備で女性を積極登用

 道内最大規模の廃棄物処理業者。一般・産業廃棄物収集運搬や中間処理、環境分析・リサイクルコンサルタントなどが主事業だ。

 グループ企業は、札幌市の廃棄物収集運搬を中心に事業を行い創業会社でもある北清企業(本社・札幌市)、段ボール収集や機密書類の処理を手掛ける北清商事(本社・札幌市)、廃棄物の再利用を事業の中心に据える角山開発(本社・江別市)、先進の溶融プラントによる高度な廃棄物処理を手掛ける九州北清(本社・宮崎県小林市)など、北海道から九州までの12社。グループ売上高は90億円超、従業員数は600人を越える。

 陣頭指揮を執る川井千香子社長は「24年は、創業55周年の節目の年。60周年に向けて、職場環境の整備を積極的に行った1年だった」と振り返る。男性主体の業界だが、女性にとって働きやすい就労環境作りにに奔走。女性社員の研修やランチミーティングなどで意見を集約。取締役・管理職や総合職への登用も積極的に実施した。モチベーションも向上しており「今後は技術管理者の資格取得にも取り組みたい」(北清えさし・池田さん)、「地域になくてはならない企業となるため、自身も成長していきたい」(北清ふらの・手塚取締役)など、グループの各部署で女性社員が活躍している。

「風通しの良い職場ができた。やる気に満ちた社員と会社を成長させて行く」と川井社長。

「大型ドライバーと営業職リーダーとしての二刀流で唯一無二の女性社員を目指す」と江別清掃の亀井係長
「社内・社外問わず多くの人に支えられ、毎日学んでいる」と語る西日本環境技研の冨田課長
「男女の分け隔てなく、やりがいのある仕事」と北日本総業の黒川さん
「社会に貢献できる仕事」と語る角山開発の野呂さん