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キリンビール北海道統括本部

24年3月に着任した小西敏雄北海道統括本部長

「晴れ風」が好調。「一番搾り」はリニューアル実施

 24年の大きなトピックは、スタンダードビールとしては17年ぶりの新ブランド「キリンビール 晴れ風」の発売だ。4月の販売開始後、7月には年間販売目標の9割にあたる500万ケースを突破した。

「日本の風物詩」に集まる人々の笑顔を未来につなげていく取り組み「晴れ風ACTION」への共感も獲得した。第1弾の「桜」では、新ひだか町への寄付を実施。〝まちの宝〟である二十間道路桜並木の桜の保護や後継樹の植樹に活用されている。

 また第2弾の「花火大会」では、足寄町に寄付。90年以上の歴史ある「足寄ふるさと盆踊り・両国花火大会」に活用された。

 フラッグシップブランドの「キリン一番搾り」は誕生から35年目を迎え、6月製造品からリニューアル。バランスのよさはそのままに、より麦のうまみを感じる、雑味がない味わいに進化した。導入店舗が2万店を突破した次世代ビールサーバー「TAPPY」は、24年だけで道内100店舗以上に設置。リニューアルした「キリン一番搾り」を提供している。

 夏に実施したビアガーデンも好調。23年からの変更点として通常フードブースに加え、窯焼きピッツアの店をはじめとした4つの専門店の出店やビールの種類を豊富にそろえたことで、ビール販売の前年比が全会場の平均を上回った。

 小西敏雄北海道統括本部長は「多くのお客様が手に取りやすい価格で、よりおいしくいただけるものを提供し続けていきたい」と決意を語る。

 

〝乾杯〟できる日常が戻り、人と人がつながる喜びを届ける
フードメニューも充実し、連日にぎわいを見せた「さっぽろ大通ビアガーデン」