多角的な視点で30年後にも耐えられる紙面を
村尾 新一氏 読売新聞東京本社 北海道支社長
24年に創刊150周年、道内での発刊65周年を迎えた。〝唯一の全国紙〟として津々浦々に取材網と販売網を堅持し、主要総支局にデスクと新人を置く。
道内では、朝夕刊を発行する唯一の日刊紙となった。号外も随時発行しており、24年の配布は9回にのぼる。小中学生対象のジュニア竜王戦や札幌マラソンなどの事業も展開する。キーワードは〝新聞社を超える新聞社〟。「社会の公器として国民に奉仕する」という倫理観の下、紙面を一層磨くために多角的経営を進める。目指すのは、複数のメディアやスポーツ事業などを展開する「メディアコングロマリット」だ。
紙面では、多角的な視点の展開を鉄則とする。
「近視眼的な風潮が強まる中、穏健・中庸・現実的な主張に徹した社論は評価いただいています。30年後にも耐えられる紙面を心がけています」