M&Aで地域格差を解消。新コンテンツの開発も
水戸 康智氏 MOEホールディングス社長兼CEO 全国介護事業者連盟副理事長
グループ中核の「萌福祉サービス」の設立から25年。道内に95の介護事業所、従業員1600人規模に押し上げた。
「〝札幌一極集中〟ではなく、地方にある介護施設の下支えをしなくてはいけない」と24年もM&Aを敢行した。
美唄市の社会福祉法人「恵和会」を傘下に収め、4月から社会福祉法人「萌の風」としてスタート。自社のノウハウを落とし込み、地方施設の事業継続と発展を推進する。
また、映像制作会社「ワイズプランニング」と〝映像+高齢者〟のテーマで新たなコンテンツを開発した。プロジェクションマッピングを活用し、高齢者の運動を促進するもので、安価版も開発中だ。自社以外での活用も待たれる。
一方、菅義偉衆議院議員が最高顧問を勤める「全国介護事業者連盟」の副理事長としても日本中を奔走。「首都圏以外の〝現場の声〟が必要。それを届けるのが使命です」