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警備が伸長。設備管理の分野で有為な人材を育成

(ふしき・すすむ)1967年札幌市生まれ。札幌南高校、青山学院大学卒業。11年間の不動産会社勤務を経て、2003年専務としてキタデン入社。04年社長に就任。中小企業診断士、マンション管理士、公認不動産コンサルティングマスター資格登録。北海道警備業協会副会長。北海道ビルメンテナンス協会理事。18年3月に芙蓉の全株式を取得し、社長を兼務する。

伏木 進氏 キタデン社長 芙蓉社長

 本道を代表する総合ビルメン会社の社長。保守管理から清掃、修繕工事まで手掛け、大規模な公共建築物を数多く受託。駐車場管理も担う。

 24年は警備業が伸長した。共同事業主でもある「ココノススキノ」では、女性警備員を主体とした。ソフトな対応が観光客からも好評を博す。

 また「ビルメンは究極の労働集約型産業」とも語り、数年前から人材の採用と育成に注力。業界の安定性をPRし、未経験者や異業種からも人材を受け入れる。

「社内研修制度を充実させた。24年には、高難度の国家資格第3種電気技術主任者に複数の合格者を出し、過去最多の24人体制となった」

 一方で、不動産仲介事業も好調。主に飲食や理美容店などの居抜き店舗を取り扱う。

「ビルオーナーにリーシングによる収益アップを提案できる。事業の新たな柱にしていきたい」