25年に社長を移譲。海外で現地法人設立へ

　透水性を有するポーラスコンクリートの企画と製造を担う道内唯一の企業。大雨やゲリラ豪雨対策で存在感を増し続けている。

　ＪＩＣＡ（国際協力機構）を通じて新興国でプロジェクトを継続。２年以内にインドネシアやモンゴルに海外法人を設立する計画で、銀行員時代に企業の海外進出をサポートする部署での経験を生かす。

「国内事業については徐々に権限を移譲する。25年早々に勤続30年以上の池田翼専務（写真左）に社長を託します」

　新たな事業も育ちつつある。子会社「Ｒ­‐ｅ（アールイー）」では健康に関わる総合ソリューション事業を展開。抗菌消臭繊維を用いた靴下やインソールはＥＣサイトで急激に売り上げを伸ばしており、評価も上々。大手の雑誌でも取り上げられた。

「執行役員に女性２人を登用し、25年はインドネシア人の社員も９人になる。ニッチトップでさらに上を目指します」