価格改定と経費削減で逆境を乗り越えV字回復
価格改定と経費削減で逆境を乗り越えV字回復
中核の給食事業などグループ5社を束ねる。
給食業界はコロナ収束後も米価などの食材や人件費の高騰で厳しい状況が続いている。
「当社も23年6月期決算では大幅な赤字を計上しましたが、本部経費の削減や食材の無駄をなくして利益率を高めたほか、お取引先様の理解を得て価格の改定を行い、24年6月期決算では、V字回復することができました」
人手不足の解消を図るため、外国人材の増員や新卒採用の強化にも乗り出し、安心安全な食事の提供に努める。
新たな年は、グループ会社が運営する児童デイサービス施設を1軒新設。また、石狩市内に所有する不動産を活用し、民泊事業を開始する予定だという。
「新たな事業の柱を構築し、安定した経営基盤を築いていく。先行きが不透明な時代だからこそ、将来を見据えた布石を打っていきます」