25年は100周年。次代に向けて挑戦を続ける

　堅実経営を貫く地場のゼネコン。24年は札幌市内の新築マンションの工事を中心に、民間からの受注が好調で、受注高と完工高も堅調だった。

　かねてより注力しているＳＤＧｓの取り組みでは、ピンクリボン活動への寄付を実施したほか、バックオフィス業務を主とした女性の活躍を推進。９月には、健康経営の一環として、企業対抗の「ＳＡＰＰＯＲＯウォークチャレンジ」に参加し、優勝を収めた。

　新たな年は、創業１００年の節目を迎える。新卒採用の強化や社内制度の充実といった組織形成を図るほか、次の１００年を見据えて次代を担う後進の育成にも努めていく。

「大正14年、当時の野付牛町（北見市）で土建業を営んでいたのが当社の礎。経済成長を追い風に成長を遂げる一方、バブル崩壊といった危機にも直面した。会社の永続と地域発展に努め、これからも挑戦を続けていきたい」