整形外科北新病院
低侵襲手術で患者の負担を軽減。早期退院を実現
2020年8月に、整形外科北新病院と北新東病院が統合し、札幌市東区に新設移転した「北新病院」。
脊椎や上肢、下肢、スポーツ医学の各分野に専門医が在籍。それぞれの領域に特化した専門治療を提供する。
石田隆司院長は脊椎脊髄疾患を専門としており、中でも椎間板ヘルニアに対する「MED(内視鏡下腰椎椎間板後方摘出術)」を得意としている。09年からの執刀数は2000例以上に上る(23年7月末時点)。
同術式は、傷口が18㍉とわずかで出血もほとんどない低侵襲手術。全身麻酔下で腰部から内視鏡を挿入し、ヘルニアを摘出する。従来の手術に比べ、筋肉の損傷が少なく、術後の痛みが軽いのが特徴だ。手術時間は40分程度で、入院期間は3~4日。早期の社会復帰も可能としている。
石田院長は「症状が悪化してから、受診に来られる患者さんが少なくありません。改善しない手足の痺れや腰、臀部の痛みなどがある際は、早めに受診を」と呼びかける。