さっぽろ脊椎外科クリニック
道内3位の手術実績。負担の少ない脊髄刺激療法を実践
脊椎を専門とし、首や腰の治療に特化している山田恵二郎院長。腰部脊柱管狭窄症や神経根症、椎間板ヘルニア、頸椎症などに対する各種手術の実績も豊富で、濱田一範副院長と神田翔太郎医師とともに精度を追求したオペを実践している。
週刊朝日が発刊する「いい病院2023」の手術数ランキングでは、脊椎部門で道内3位(2021年の手術数)にランクイン。全国では38位になっている。
山田院長を筆頭に、濱田副院長、神田医師が得意とするのが「OLIF」「XLIF」と呼ばれる低侵襲手術。小さな切開で患部にアクセスし、神経の除圧と脊椎間固定、脊椎配列の矯正を行っている。背筋をはじめとする筋組織への侵襲が少なく、手術翌日にはリハビリを開始できるなど、一般的な手術に比べて早期の社会復帰を実現させている。
山田院長は「少し動くと足やお尻にしびれが生じるのが腰部脊柱管狭窄症の特徴です。アフターコロナとなり、活動的になったことで症状を自覚するケースも増えているようです」と分析する。
低侵襲手術を求め、患者は道内各地から訪れている。
「即日検査、即日診断を原則とし、遠方の患者さんの負担軽減に努めています。また、足のしびれはパーキンソン病など他の病気の可能性もありますので、〝無駄足〟にならないよう受付時に電話で細かくヒアリングした上で来院していただいています」と山田院長。
〝手術ありき〟ではないことも強調する。
「患者さんそれぞれに事情を抱えています。リハビリや投薬を中心とした保存治療など、何がベストかを考え、複数の選択肢を用意したい」と山田院長。微弱な電気刺激を脊髄に流すことで手、足、腰、背中などの部分的な痛みを緩和する「脊髄刺激療法」も提供している。リードと呼ばれる細い電極などを体内に挿入するため手術扱いとはなるが、身体的負担は軽度。高齢者でも試しやすいという。