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〝かっこいい八百屋〟「深澤青果」を多店舗展開
〝札幌で1番安く青果を販売する〟をモットーに青果店「深澤青果」を運営。現在、札幌市と千歳市に6店舗を構え、独自に築いた仲卸との信頼関係や大量仕入れで新鮮で低価格な青果を提供している。
労働人口の高齢化が進むなかで、同社は10~20代の若手が数多く活躍する。「八百屋を胸を張れる職業に」という深澤栄治社長の思いから、従業員が精力的に働ける仕組み作りを模索し、歩合制やインセンティブ制を導入。売り上げや利益の可視化など、経営側の意識を共有して働く環境を整備している。今年5月、7店舗目として開業予定の菊水店(札幌市白石区)も「店長になりたい」という1人の社員の意思を尊重したものだ。
一級建築士事務所GLA(本社・札幌市)が手掛ける〝八百屋らしからぬ〟独自の内外装デザインも深澤青果の特徴。「例えば菊水店は〝近未来〟がコンセプト。若い人も気楽に入りやすい八百屋を目指し、店舗ごとにコンセプトを変えています」と深澤社長。今後は札幌市内全域への出店を計画。道外主要都市への進出も見据え、強固な経営基盤の構築を図る。
深澤社長は「コンビニのように、駅を降りたら『深澤青果』がある状況を当たり前にしたい」と意欲を見せる。