目指す食事がついに完成。〝心のこもったお膳を〟
水戸 康智氏 MOEホールディングス社長兼CEO
「利用者様にとっては、その一食が生涯最後の食事になるかもしれない。だからこそ毎食、心のこもったお膳を提供したい」
食事へのこだわりは人一倍強い。20年にセントラルキッチンを設け、22年はリヒートと呼ばれる冷蔵と加熱ができる機器を各施設に導入した。
「これにより全ての施設で、あたたかく、味、量、見た目も良い食事が提供できる」
空き時間に盛りつけて冷蔵するだけで、食事時間に自動加熱される。職員の負担減、人手不足解消にもつながる。
特定技能外国人向けの宿泊研修センターも開設する。
「センターで日本語や介護技能を習得させてから現場に出す。他事業所の外国人職員の研修も引き受ける」
労働の質・量に応じて職員自身が時給を決める〝時給バイキング〟、業務の質向上につながる〝モエグラム〟などさまざまな取り組みを行う。