【砂川誠のコンサの深層】三好康児選手

試合本番より練習のほうが頭を使う
砂川 シーズンも最終盤、ここまで主力として戦って来て、どう感じているの?
三好 チームはアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の出場権を地力で確保できる3位以内(11月4日時点)という位置につけいて、その中で試合に出られています。川崎フロンターレから加入する上で、チームの力になれたらという思いは当然ありましたから、自分の持っているもので貢献できているとは思います。
砂川 1トップの下、シャドーの位置に入ることが多いけど、ミシャ(ミハイロ・ペトロヴィッチ監督)の練習や戦術については?
三好 3バックでしかもミシャさんのようなフォーメーションでプレーするのは初めてですが、加入前からシャドーでも自分の特徴は出せると思っていました。試合本番より大変、というくらい、練習は頭を使いますが、手ごたえもあります。
砂川 個人の結果という部分ではどう?
三好 (2ゴール5アシストという結果は)自分自身、厳しい見方をしなければいけないのかなと。
砂川 チャナティップと一緒にシャドーでプレーすることが多いけど、チャナはここまで7ゴールだね。
三好 勝つためにゴールは必要ですが、そこは比べるものではないとは思っています。ただ、チャンスは自分にも同じくらいあったと思うし、それを決め切れていないのは、現時点の実力が足りないということ。
砂川 ミシャの戦術上、4―2―3―1のトップ下やサイドよりも、ストライカーとしての能力が求められるポジションだよね。
三好 自分で点を取って試合を決められた一番いいんですが、ジェイやトクさん(都倉賢)がいるので、2人へのアシストも自分の役割の1つ。最善の選択を常に心がけています。
(構成・清水)
……この続きは本誌財界さっぽろ2018年12月号(11月15日発売)でお楽しみください。