三和物流サービス
イベント事業を拡大。新年は家事代行サービスへ参入
〝運ぶ〟を中心に10事業を展開する。自社の価値を〝ヒト・モノ・コトを繋げること〟として、60年以上の歴史を刻んできた。
事業は「物流」と「イベント」、「ＢｔｏＣ」の３分野に大別される。末光栄治ＣＥＯは「どれも好調に推移しました」と24年を振り返る。
大きく変化したのは、イベント事業だ。10月にイベント運営会社の「マーベリック」（本社・札幌市）をＭ＆Ａにより子会社化。営業と企画部門の強化に成功し、イベント用品のレンタル主体から、企画・運営までのワンストップ化を果たした。
「足りなかったピースが埋まりました。早期に事業を軌道に乗せてシェアを拡大し、本州進出も狙いたい」（末光ＣＥＯ）
ＢｔｏＣ分野では、ダスキンのフランチャイズとして行っている福祉用具レンタル事業が絶好調。市場は成熟しているが、全国でもトップクラスの増収を達成した。
要因は組織体制の変革だ。
「分業制を推進し、営業スタッフが営業に特化できる体制を整えた。新年以降は利益も大きくなるでしょう」と末光ＣＥＯは期待する。
また、24年はニセコなどでハウスキーピング事業もスタート。さらに新たな年は、家事代行サービスのダスキンメリーメイド事業にも参入する。
末光ＣＥＯは「家事代行のニーズは高い。組織マネジメント力を駆使して差別化を図り、飛躍の一年にしていく」と誓った。
