【斉藤こずゑのファイターズじゃないと♡】中島卓也選手
ファウルで粘ることが生きる道
手締めのかけ声は緊張で声が震えた
斉藤 春季キャンプ前にはコンディション不良も心配されましたが、お元気そうですね。
中島 はい!ファンの方々にもご心配をおかけしましたが、マイペースで調整させてもらっていました。
斉藤 キャンプは2軍スタートでした。久しぶりの国頭はいかがでしたか。
中島 いい意味で、のんびりと練習に励むことができました。
斉藤 国頭にいる中島選手を見ていたら、ある姿を思い出しました。新人時代、三木肇コーチ(当時)のノックを同期入団の杉谷拳士選手と楽しそうに一生懸命、受けていましたよね。
中島 つらかったですけどね(笑)。今回、国頭のサブグラウンドでノックを受けたとき、「昔、よく練習していたな」と、懐かしく感じました。
斉藤 1軍合流は終盤でした。キャンプ打ち上げでは初めて「手締め」のかけ声を担当されました。その様子はラジオで2回放送させていただきました。
中島 2回もですか!?ありがとうございます。でも、めっちゃ緊張しました!
斉藤 伝わってきました。
中島 やっぱり(笑)。覚えた言葉をチームメートの前でしっかり言えたのはよかったんですが、自分でも声が震えているのがわかりました。
斉藤 担当が決まったのはいつだったんですか。
中島 宮古島での自主トレ中ですから、結構、早かったです。キャプテンの大野(奨太)さんから「もしWBCに行かずにチームに残ったら、オレの代わりはお前だから」と言われていました。
斉藤 準備期間はあったわけですね。
中島 はい。心の準備をする時間はありました。ただ、話す言葉を考えたのは3日前とか。夜に半身浴をしながら声に出して覚えました。
キャンプ打ち上げ当日は名護球場のウエートトレーニング場に1人で行って、大声で練習もしました。〝本番〟ではどのくらい声を張ったらいいのかわからなかったので。
(構成・竹内)
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