うめつ内科 糖尿病・内分泌クリニック
適切な検査と総合管理で動脈硬化性疾患を予防
動脈硬化性疾患とは、動脈硬化により引き起こされるさまざまな病態の総称で、主に脳梗塞や脳出血といった脳血管障害、狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患が挙げられる。
「危険因子となる代表的な疾患が糖尿病、高血圧症、脂質異常症で、これらの状態を総合的に管理することが動脈硬化性疾患の予防に重要です」と梅津正明院長。
動脈硬化の状態を知るために、動脈の硬さや閉塞を測定する「血圧脈派検査」や、頸動脈エコーを用いた血管機能検査を定期的に実施している。
「動脈硬化の評価は、5~10年の長期スパンで診る必要があります。検査結果に基づいた指導を行うように努めています」と梅津院長。
また、血糖値やコレステロール値などのコントロール目標の設定は、数値の推移や状態を見極めながら患者ごとに行い、設定の見直しも定期的に実施。適切な管理のもとで治療にあたる。
梅津院長は「動脈硬化性疾患を発症すると、本人はもちろん家族にも精神的・経済的な負担がかかるケースが見受けられます。そうならないためにも、日ごろから予防意識を高めましょう」と語る。