ほっかいどうデータベース

滝川中央病院

国道12号線沿い。大規模駐車場を備えており、遠方からも通院しやすい

在宅復帰に向け心身両面の総合的な治療体制を構築

 1961年に開院した精神科病院。診療科目は精神科、神経科のほか、内科と歯科を標榜。空知管内における精神科医療の中核病院として機能する傍ら、地域に開かれた病院も目指している。

 院内は明るく開放感のある雰囲気で、多くの世代が訪れやすい。もちろんバリアフリー対応で、車椅子利用者や高齢者、介助者にも優しい。

 治療プログラムは、患者の状態に合わせ薬物療法や作業療法、精神科デイケアなどを組み合わせて提案する。

 精神科領域の疾患は心理的な要素のほか、身体的・社会的要素が絡むため、診療科間だけではなく、医師に加え看護師、作業療法士、精神保健福祉士、公認心理士などのコメディカルも連携。診断から治療、回復、社会復帰まで、切れ目ない医療をチームで提供している。

 経験豊富な医師を招聘するなど診療体制も強化する。北海道大学名誉教授の小山司医師が臨床顧問としてバックアップしているのも心強い。2024年8月には新たに理学療法士を採用した。精神的なケアだけではなく、身体的リハビリテーションにも注力し、在宅復帰に向けた総合的な治療体制を整えている。

 さらに早期発見と早期治療を目指し、女性医師とスタッフによる診療窓口を設けているのも特徴。女性患者も相談しやすい。

 また、物忘れや認知症、アルコール健康障害に対する専門性の高い診療窓口も開設。アルコールやギャンブル依存症の勉強会を開くなど啓蒙活動にも力を注いでいる。

 グループの医療施設とも密に連携する。精神科疾患の患者向けグループホーム「夕月」「朝日」では生活支援を担当し、社会復帰を支援している。

 このようにグループ全体で質の高い医療・支援体制を構築。札幌や旭川、留萌といった遠方からも患者が訪れている。

●診療科目
精神科、神経科、内科、歯科

●診療時間
月〜金 9:00~12:30(新患受付は11:00まで)13:30~17:00(新患受付は16:00まで)
(第1・3・5土曜は午前のみ診療)

●休診日
日曜・祝日、第2・4土曜、6月10日午後、6月15日、8月15・23日、年末年始

それぞれの専門分野を生かし多角的にアプローチする
ロビーは明るく開放的
バリアフリー化を徹底